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月白展 象眼師 伊藤恵美子さんのこと
9/28(金)より 色匂ふ第53回展覧会「月白」展 GALLERY KAI 吉祥寺さまにて
「月白」展のこと 出品作品など こちらのカテゴリへ
今回初めて当店の展示にご参加くださる 象眼師 伊藤恵美子さん。
初めて彼女の作品に出合ったのは熊本市黒髪にある素敵なギャラリー「陶季」さまにて。
そして、昨春彼女にもお会いすることができました。
伝統的な肥後象眼のイメージを変えるモダンで素敵なデザイン。
象眼への印象がガラリと変わりました。
伊藤さんが象眼を始めたきっかけを以前綴ったものをお送りくださいました。
この文章を読んで作品を拝見すると小さな緻密なひとつひとつの作品の中に
熊本の伝統的な基礎の技術と知識 スペインでも毎年修業している技とセンスが素晴らしい形で融合されているなと感じることができます。

伝統の融合~海を越えて~ というタイトル☆
「私の住む熊本は江戸時代より、刀剣の世界では肥後鍔が有名な土地で、
その鍔に細工されていた鉄地に金や銀を埋め込む技術
『肥後象眼』が今も伝統工芸として息づいています。
元々、ニットやファブリックでハンドメイドのアクセサリーを作っていた私は、
『折角、物を作るなら、誰でも出来る素材じゃない物で出来ないかなぁ?』と、思っていた時に
熊本県伝統工芸館で肥後象眼の教室募集に偶然に出会ったのでした。
伝統工芸後継者育成事業として立ち上がっていたこの教室がきっかけではじめた肥後象眼、
金と銀が材料ならばかわいいアクセサリーが作れるだろうと入ってみると、
そこは、『重厚にして雅美』といわれる侍の文化の工芸でした。
「この技術でかわいいものって作れるの?!」という気持ちで、なんとか自分なりに表現をしていましたが、
世界にはスペインにも象眼の技術があるということを知り、
しかもその技術は肥後と同じ布目象眼技法で素材も鉄に金銀だと知ると
居てもたってもいられず海を渡ることにしました。
スペイン・トレドにあるその象眼技法は、甲冑やサーベルに細工される技術として発達し、
どちらも『命をかけ、命を守るもの』に細工されていた、
武士と騎士の文化だったことを知るとますますこの技術が愛おしくなってきました。
スペインの象眼は、画面全面を埋め尽くすような華やかで煌びやかな装飾でとても美しく、
私の求めるかわいさ、美しさのヒントがそこにあったのです!
ですが、そのままでは日本人的にやはり圧迫感があり、空間を求めたくなる私がいました。
そこで、スペインの華やかなポイントを生かしつつ、
肥後のしっとりとした鉄の質感とのミックス、 伝統の融合した作品作り、今の私の表現が生まれました。
まだまだ、沢山の変化する要素が世界にはいっぱいです!私の変化への旅は続きます。」
添付したお写真の作品も今回の出品作品ではありませんが凛として美しい。
もっともっと皆様にも象眼の魅力を知って頂きたいので
オンラインショップでご紹介している作品たちのことも含め、コンセプトやプロフィールのご紹介などもまたブログにてご紹介してまいりますね。
伊藤恵美子さんプロフィール
伊藤恵美子さんコンセプト
2018 その後のスケジュール
◆「冬めき」 2018.11.2金~11.5月
会場 espace櫻町 (山梨)
小林広幸 本間友幸 矢嶋洋一 渡辺紋子 伊藤太一 本間木工所 西染物店 山崎織物
「月白」展のこと 出品作品など こちらのカテゴリへ
今回初めて当店の展示にご参加くださる 象眼師 伊藤恵美子さん。
初めて彼女の作品に出合ったのは熊本市黒髪にある素敵なギャラリー「陶季」さまにて。
そして、昨春彼女にもお会いすることができました。
伝統的な肥後象眼のイメージを変えるモダンで素敵なデザイン。
象眼への印象がガラリと変わりました。

伊藤さんが象眼を始めたきっかけを以前綴ったものをお送りくださいました。
この文章を読んで作品を拝見すると小さな緻密なひとつひとつの作品の中に
熊本の伝統的な基礎の技術と知識 スペインでも毎年修業している技とセンスが素晴らしい形で融合されているなと感じることができます。

「私の住む熊本は江戸時代より、刀剣の世界では肥後鍔が有名な土地で、
その鍔に細工されていた鉄地に金や銀を埋め込む技術
『肥後象眼』が今も伝統工芸として息づいています。
元々、ニットやファブリックでハンドメイドのアクセサリーを作っていた私は、
『折角、物を作るなら、誰でも出来る素材じゃない物で出来ないかなぁ?』と、思っていた時に
熊本県伝統工芸館で肥後象眼の教室募集に偶然に出会ったのでした。
伝統工芸後継者育成事業として立ち上がっていたこの教室がきっかけではじめた肥後象眼、
金と銀が材料ならばかわいいアクセサリーが作れるだろうと入ってみると、
そこは、『重厚にして雅美』といわれる侍の文化の工芸でした。
「この技術でかわいいものって作れるの?!」という気持ちで、なんとか自分なりに表現をしていましたが、
世界にはスペインにも象眼の技術があるということを知り、
しかもその技術は肥後と同じ布目象眼技法で素材も鉄に金銀だと知ると
居てもたってもいられず海を渡ることにしました。
スペイン・トレドにあるその象眼技法は、甲冑やサーベルに細工される技術として発達し、
どちらも『命をかけ、命を守るもの』に細工されていた、
武士と騎士の文化だったことを知るとますますこの技術が愛おしくなってきました。
スペインの象眼は、画面全面を埋め尽くすような華やかで煌びやかな装飾でとても美しく、
私の求めるかわいさ、美しさのヒントがそこにあったのです!
ですが、そのままでは日本人的にやはり圧迫感があり、空間を求めたくなる私がいました。
そこで、スペインの華やかなポイントを生かしつつ、
肥後のしっとりとした鉄の質感とのミックス、 伝統の融合した作品作り、今の私の表現が生まれました。
まだまだ、沢山の変化する要素が世界にはいっぱいです!私の変化への旅は続きます。」
添付したお写真の作品も今回の出品作品ではありませんが凛として美しい。
もっともっと皆様にも象眼の魅力を知って頂きたいので
オンラインショップでご紹介している作品たちのことも含め、コンセプトやプロフィールのご紹介などもまたブログにてご紹介してまいりますね。
伊藤恵美子さんプロフィール
伊藤恵美子さんコンセプト
2018 その後のスケジュール
◆「冬めき」 2018.11.2金~11.5月
会場 espace櫻町 (山梨)
小林広幸 本間友幸 矢嶋洋一 渡辺紋子 伊藤太一 本間木工所 西染物店 山崎織物
今年はお菓子の似合う器だけでなく、冬に向けてぴったりな器や布たちもご用意いたします。
ほっこり暖かくなる空間へ是非お出かけください。
◆ 小西潮 高橋朋子 二人展「TRICOLORE トリコロール」 2018.11.30金~12.4火
会場 フラスコ (神楽坂)
お二人がお互いの作品に惹かれるものがあり、素敵なタイミングで二人展のご提案ができました。
お二人の世界が一つの会場に・・ とても華やかな素晴らしい空間になそうです。
by ironihofu
| 2018-09-02 08:00
| 金工 伊藤恵美子
|
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