お菓子の似合う器展 本間友幸さんのお抹茶盌

お菓子の似合う器展も明日は3日目となりました。
明日は
西染物店さんが午前より終日
矢嶋洋一さんが午後より在廊いたします。

明日きちんとカメラで撮りなおした写真と差し替えますが、
本間友幸さんからお抹茶盌が届いたので詳細ご紹介です。


◆瀬戸黒茶盌◆

別名引出黒と呼ばれ、高温で焼成中の穴窯（薪窯）から作品を引き出し、水に浸して急冷させる事により黒く発色させる技法。
作品を引き出す場所が限られている為、一度に数?しか引き出せません。
成功率も低く、15年で10碗ほど成功しています。
展示中の作品は穴窯の正面から引き出した為、灰も被り景色豊かな瀬戸黒となっております。

◆朝鮮唐津茶盌◆売約済　

鉄釉に藁灰釉をかけたものを唐津では朝鮮唐津と呼びます。
名前に朝鮮とついていますが、日本のみの名称です。
本作品は唐津の粘土を水簸せず、はたき土にて制作。原土に近く土味が強いです。
穴窯にて120時間焼成する事により薪の灰が大量にかかり朝鮮唐津では珍しい片身替わりになっています。
藁灰の結晶も表れて、茶碗の育つ過程が楽しみな器です。
◆粉引茶盌◆
◆萩・刷毛目茶盌◆
◆亜鉛結晶釉茶盌◆